実はこの雀荘のオーナーも、常駐している饗場(あいば)プロも、僕がメンバーだった雀荘で一緒にバカをやっていた十年来の友人だったりする。

▲「スピードバトル」という言葉は市民権を得たのか
店の場所は109脇にある、ヤマダ電機の横。
普通に考えれば立地はいいのだけど、渋谷の雀荘って他も結構駅から近い。激戦区だなあ。
7階でエレベータを降りると目の前にカウンターがあり、メガネのメンバーさんが「いらっしゃいませ」と声をかけてくれた。
「ああ・・・この人が三木プロか。ツイッターでアニメの話をしてる人かな・・・。」
などと思いながら「饗場プロいます?」と尋ねたが、新年会だかなんかで席をはずしていた。
■ルール
・点3の東風戦(ウマ500-1000)
・ゲーム代300
・東西場
・本場1500点
ハードな東風戦雀荘の多い渋谷においては、めずらしくゲーセン感覚で入れるマイルドなレート。
ルールは金牌やポッチのない、比較的オーソドックスな東風戦ルール。基本的に点5の東南戦と同じくらいのレートと考えてよさそうだけど、相対的に素点よりも祝儀(100)や順位の比率が少し高いという感じか。
やっぱり世の中は東風戦の方にシフトしつつあるのかな。そりゃ渋谷や新宿で空いた時間で打つには、東風戦の方が便利だしなあ。
ルール説明が終わるとすぐに卓にご案内。待ち時間が少ないのも東風戦のメリットだ。
これまた最近の流行であるメッシュチェアに腰掛けると、よく混ざると噂の最新アルティマ卓から配牌が上がってくる。たしかによく混ざってる。バラバラだ。
というわけで初めて行く雀荘では恒例の3ラススタート。
禁煙雀荘なので、上家の親リーに字牌単騎で同巡追いかけリーチを打って、代走を頼んで喫煙スペースになっている非常階段へ。すると親も喫煙者だったのか、同じように代走を呼んでついて来た。所作からあたりをつけて「プロの方ですか?」と尋ねるとやはり最高位戦の人だった。
お互い一本吸い終わって「代走頼んでる手、糞チートイなんですよね」とつぶやいたら、最高位戦の人は非常階段のドアを閉めながら「僕はタンピンの高めリャンペーコーです」と応えた。
気持ち早足で席に戻ると二人聴牌で流局してた。あぶねえ。
オーナーと饗場プロが店に来るまでの4時間程の間に何度かお客さんが入れ替わったけど、みんな牌捌きがいいのでサクサク打てた。女性も二人同卓したけど、どちらも打ちなれた感じ。オープン直後ということもあってかプロ関係の人が多いのかな。

段位システムを導入しているらしく、オープニングイベントとして十段達成者に賞金がでるらしいので、こっちで十段目指してみるのも一興かと。
ちなみに、天鳳換算でR1600程度で十段になれてしまい、さほど難しくないらしい。どうせならもっと難しくして、十段には頭が上がらないくらいの地位にしちゃえば?
まあ天鳳元九段の僕は最低段位の初段なんですけど。
あと饗場プロ、待ち客に「あそこで打ってる人、あのヒゲロングだよ」と吹聴するのやめてください。