「この対面の仕掛けは高くて3900程度だろ。ここで打ってもオーラスまでに挽回可能だな。」
「好形だけど、ここでラス目とめくりあいをするのは割に合わない。次以降の局にかけよう。」
そんな大局を見据えた判断能力の差は、東風戦よりも東南戦の方が結果に現れやすいと言える。事故一発で決まってしまいがちな東風戦より、単純に局数の多い東南戦の方が、各局面でのミッションがわかる人間とわからない人間で成績に差が出やすいのは当然のことだろう。
僕は時間効率的な都合により天鳳では東風戦を打ってはいるけど、元々いた雀荘も東南戦の店だったし、フリーにいく時もほとんど東南戦だ。つまり、東風メインの天鳳しか知らないプレイヤー達に比べれば、僕は大局を見定めた展開作りが得意なはずなのだ。
R1997。あと一勝でR2000復帰できる大事な一戦。僕はそのストロングポイントをフルに生かすべく、久々に東南戦の予約ボタンを押した。
▼試合展開

※最後の2000点でラス抜け
▼バアタリガター
