■レベル
最初に天鳳をはじめると一般卓からのスタートになります。
大ミンカンの嵐にあったり、ひどいラス確を食らったりで、残念なレベルに正直戸惑うと思います。でも天鳳で麻雀のルールを覚えようとしている人達もいるくらいですから、ここはキレずに大人の麻雀を貫いてください。
200~400戦もすれば上級卓もクリアして、特上卓で打てるようになるのでそれまでの我慢です。
特上のレベルは高いです。
もちろんお豆クラスの人も多数含まれていますが、各フリー雀荘の勝ち頭クラスもゴロゴロいると思われます。プロも何人か観測されています。
平均を取れば、一般的なフリー雀荘よりはレベルが高いと思われます。
■モチベーション
「金も賭けずに麻雀が打てるか」
自分も最初はそう思っていましたが、平均順位やRや段を見ながらRPG感覚で打ってると、意外と打てるもんです。
自分クラスになると点5フリーで刺さった程度なら
「天鳳じゃなくてよかった」
と思えるステージに達していますが、これはたぶん間違っています。
なお、リアルヒゲロングをご存知の方なら、フリーでの僕が終始「ニコニコ払いタイプ」であることは周知の事実ですが、そんな僕も天鳳で刺さると
「っざけんなよ」
と呟きながらマウスを叩きつけます。
科学的な要因は解明されていませんが、雀荘では終始無表情のキングカスも同じ症状に悩まされているようなので、きっとあなたもマウスを叩きつけることになるでしょう。
■打ち筋の特徴
フリー雀荘ではご祝儀があるので面前が優位という場面がたくさんありますが、天鳳には当然ご祝儀なんてないので、純粋に点数とスピードだけを考えて仕掛けをうちます。しかもネット麻雀特有の現象として、鳴ける牌が出ると
「鳴きますか?」
と一々たずねられるので、普段ならスルーする牌でも
「鳴いてみるのもいいかもね」
というカジュアルな鳴きも発生します。
その為、フリー雀荘に比べて鳴きの入る頻度が非常に高く、聴牌スピードも速いです。
また、特に東風戦にいえることですが、放銃を異常なほどに嫌います。
これは東風戦だと、放銃後に取り返すのが難しいから、というのもありますが、なによりも天鳳特有の段位ptというものが影響しています。
天鳳の段位ptはもちろんトップを取ったときに大きくプラスされるのですが、ラスだけがマイナスペナルティを受けます。その為多くの人が
「ラスだけは引きたくない」
と考えて打っています。これはフリー雀荘で打っている人が基本的にトップを目指して打っていることを考えると、かなり異様に映るはずです。
天鳳最強の一角を占める保坂さんから非常に特徴的なこんな牌譜をお借りしたのでご覧ください。
※打っているのは保坂さんではなく、これまた天鳳でも屈指の強者クドーさんで、アクロバティックな仕掛けと繊細な守備で有名な人です。(大好きな方なのですが、とてもマネはできないです)。

1順目からリャンメンの

このチーもすごいのですが、この細い糸を手繰り寄せて得た2900点の聴牌を、裏目の


これはかなり極端な例ですが、天鳳特有の仕掛けとラス回避という意味でかなり象徴的な牌譜だと思います。
長くなっちゃったので今日はここまで。
他にもツールの使い方の簡単な解説や、役立つサイトの紹介のような天鳳ガイド的なテキストを今後もちょろちょろとあげて行こうと思っています。